執事の戯言


個性的な三人の自己紹介に圧されながらも、私も自己紹介を始めた。


「私は篠崎璃愛っていいます。璃愛で呼んでください」


良し、完璧!


昨晩、人形相手に何回も練習したんだから。


「璃愛っていうんや!可愛い名前やな!」


「私もそんな名前がよかったなぁー」


「篠崎っていうから、一瞬、篠崎グループのことを思い浮かべたよ」


最後の純の言葉に、ドキリと心臓が跳ねた。


「そんなわけないじゃん」


「あんなお金持ちのボンボンが、こんな庶民学校に通うわけあれへんやろ。なぁ、璃愛」


私は笑うしかなかった。


うー、心が痛む。