執事の戯言


「そうなんだ!東京から愛知って遠いよね~。あ、そうだ。私、永峰葵衣(ながみねあおい)。葵衣って呼んで!」


この葵衣って言う子は、とてもフレンドリー。


笑顔が可愛くて、友達が多そうだな…。


「こらこら、葵衣。そんな一直線にバァーっと自己紹介しても、困るだけだろ?もっと、慎重にしないと」


大人びた口調でお母さんみたいなことを言ったのは、葵衣の右隣のショートカットのすらりとした美人な子だった。


「純ちゃん、お母さんみたいだよ~」と葵衣が言うと、純ちゃんと呼ばれる女の子はため息をついた。


「誰のせいだと思ってるんだ」


「えっ!私のせいなの?」


「葵衣以外の誰がいるんだ」


まるで漫才をしているかのように会話する二人に、思わず笑ってしまった。