君に伝えたくて


「さ、愛華。教室行こ!!」

「うん!!」


陽という人のことで盛り上がってたが、

私は今日から、高校生。

自転車通学にも、このブレザーにも
新鮮な気持ちでたまらない。

受験頑張って良かった・・・

教室へはいると、


複数の女の子が、かたまって

1人の、机へ、押し寄せていた。


「陽くん!!誕生日いつ??」

「陽くん!!家どこらへんなの??」


あぁ・・・噂の、陽君ね・・・


ちらっと彼の顔を見た。


むちゃくちゃかっこよかった。

私は、その顔に胸を打たれてしまった。

今まで、顔で一目ぼれなんてなかったのに。

おまけに笑顔も素敵なんて・・・


と、見とれていたら・・・

「あれ?愛華??陽のこと好きになっちゃった??」

「え・・・いやいや!!ないない!!」