その日は、午前授業だったので
すぐ下校になった。

3人の男子と笑いながらしゃべっていると、

気づかないうちに、

知らない道へと出ていた。

人影がない。

なんか、また・・・

危ない感じ・・・

そう思って正解だった。

私は、3人のうちの2人に、

腕をおさえつけられ、

1人の男子にキスをまたもやされた。

「んっ・・・いっやっ・・・」

「かわえ~」

「ほんとだよな~」



助けて。誰か。
なぜだろう無性に陽君が頭に
浮かんだ。

この人たちとのキスはなんだか
気持ち悪い。

助けてとも言えない。

すると、彼は、舌を口にいれてきた。

「んっ・・・あっ・・」


「いやっ・・」

気持ち悪い助けて!!

舌を入れられ、少し、口が開いた時。

精一杯の大きい声で、

「助けて!!!!」

とさけんだ。