☆アスカside



大樹と傍にいると

わたしへのイジメはなくなった



誰も、無視しなくなって

女の子の友達も増えた



私は、ずっと大樹と一緒にいた



でも、今日でこの瓶は返さないとダメ



楽しい時間は

すぐに終わっちゃう



「飛鳥!外に遊びに行こう!」



女の子が私を外に遊びに行くように

誘ってくる



「うん。大樹も行こう」



「飛鳥が行くならいく」



私の手を握って外に出る大樹

もう、この温かい手も

今日で終わりなんだ



「・・・大樹、私・・・」



「ん?どうした?

 また誰かにいじめられた?」



「ううん・・・

 私、大樹と一緒にいたい」