☆カイリside



昨日の余韻を引きずったまま

朝早く起きた俺



いつもより

30分も早く起きた



「・・・・・・・・・」



昨日のように、

机の上に瓶も何もない



「・・・もう、一葉もいない」



寂しいけど、なぜか少し

すがすがしい気分にいた



着替えをして

ご飯を食べて



いつもより早く登校する

一葉のいない生活は

今までずっと苦痛でしかなかった



だけど今は

新鮮な気持ちで

周りの景色を見ることが出来る



いつも遅刻ぎりぎりで学校に来る俺が

今日は早くに来れた



「あれ?今日は早いじゃん」


友だちの潤が俺を見て

驚いている