「・・・は?」



「ここは人貸し屋。

 多くの人に知られては

 困りますので・・・」



そう言ってまた、

屋敷の奥に入っていった



「・・・ありがとうございました」



俺はその一言を言って

屋敷を出た



後ろを振り向くと

今まであったはずの【人貸し屋】は

普通の公園に戻っていた



夢のような現実

俺は、

母さんに早く帰ってくるように

言われているのを思い出して

急いで家に帰った―。