ニッコリ微笑んで人間になった

夜を見る



「・・・様子、見てくる」



そう言って人間になった夜は

深い森へと進んでいった



「どうしますかね。

 とりあえず帰りを待ちますかね」



昼に話しかけると昼は小さく

首をかしげて私の横で

眠り始めた



「昼は寝てしまうんですね・・・

 ゆっくり休みなさい」