主は、あの瓶があれば

どんな人でも貸せる



逆に言えば

あの魔法の瓶がないと無理



あれを作るには人間の

膨大な欲が必要



アイツは・・・

主のコレクションに変えられた



「・・・なぜ人間は、

 欲に溺れてしまうんでしょうね」



「・・・・・・それが、人間だ」



「・・・そうですね。

 ドクターを呼んでください。

 この前の埋め合わせをします」



「・・・あぁ」



人間の欲がある限り

この人貸し屋はなくならない



人の欲があれば

また人貸し屋は現れます・・・



~朝陽の章 完~