☆アサヒside



朝起きると

いつもと違う天井が目に入った



「・・・・・・・・・ぅ、ん・・・?」



どこだったか思い出すのに

時間はかからなかった



横に、レイがいたから



「おはようございます」



「・・・・・・・・・おはようございます」



そうか、ココは人貸し屋・・・



「朝食が出来ていますよ?

 今食べますか?」



「・・・大丈夫。

 朝は食べねえから」



というか、今何時だ?

この部屋には・・・というか

ここには時計がない



「そうですか・・・

 今日でおかえりくださいね

 出来れば、早めがいいのですが」



そう言って小さく微笑む

レイはそのまま部屋を出てしまった