「今回は、どのような風にしましょう?」

と店員に聞かれた。

「えっと、こんな風にお願いします。」

と、俺は紙を差し出した。

家を出るとき、里奈から、これだして、と言われ髪型が書かれた紙をもらった。

「はい、わかりました。

 では、あちらに座ってお待ちください。」

と言われ座っていた。



髪を濡らし、髪をきってもらうこと、何分か。

「これでいかがですか?」

と、言われた。

改めて鏡をみる。