カメラとぼくと…



→ぼくはカメラをじっと見つめる。これを映しているのは誰だ?、と昔から考えていた。きっと、これを撮影している人がぼくを閉じ込めているんだろう。なぜか、恨みや怖さはない。不思議だ。でもこの人がいなくてもぼくはきっとどこかで閉じ込められていることだろう。僕はとんでもない障害者なのだから。
カメラはそんなぼくを冷ややかな目で見つめていた。