後からあたしを抱きしめる。



晴陏…緊張してんの?


心臓の音…すごい伝わってるよ。




「…晴陏、本当に李潤の事好き?」

自然とあたしの口からこぼれる言葉…。


「うん…。俺李潤が好き。」

晴陏、手、震えてる…?

抱き締めてる手を肩に移し
あたしを回れ右させた。

「うわ!」
ぐるっと回り晴陏と向き合った。


「俺と付合ってください。」


「うん。」


突然で驚く程あっさりで、

雨降りの日の始まりでした。