私たちが付き合ってることは、
とりあえず、佳奈と河西くんは知ってる。

もちろんそれが偽だということも、

なんかこの2人は超ニヤニヤしてくるけど...

意味がわからない。


すると、放送がなりはじめた。

「おい、お前らよく聞いとけよ?」

え....陽瑠輝?!

クラスのみんなはびっくりしてる。

多分放送が一番みんなに聞かれるから、


「俺、北村陽瑠輝と倉月優愛は付き合ってる。
俺の女に手出したら、女でも容赦しねぇから。」


みんなびっくりして、私のほうをガン見。

「ちょ..とどういうこと?!私のほうが可愛いのに!」

とかいってる女子。

そうですね...私よりもあなたたちの方が可愛いですけども...

しょうがないんです。助けるためですから。

男子からは

「俺優愛ちゃん狙ってたのになぁ~
 北村相手じゃ無理か。」

なんて言ってる人も居た。

私を狙ってたってことは...いじめられそうだったってわけ?!

怖!!!

なんて考えてると、

「この鈍感。」と佳奈が言っていて、

後ろでは、お腹をおさえで爆笑する河西くん..

「え..意味わからない。」