~朝

俺はいつもどうり朝行くと、

珍しく、優愛がいた。

俺の家と優愛の家はそんな近くはないけど、

道は同じ。

「っよ!優愛」

「あ、北村くんおはよ。」

「一緒にいこーぜ。」

「いいよー。」

と、俺らは学校へ向かう。

「な、お前俺にお礼してくれんだろ?」

「あ、そうだったね!何がいい?」

で、俺は学校の方向に行かずに優愛の腕をつかんで、

「こっち来て。」

「え..あーちょっ..」

俺はサボることにした。まあ強制的に優愛も。

メールで、一応河西には言っておいた。優愛も。

「あ、ごめん。お前今日サボれ。言っておいたから」

「あ..え..私..真面目にやってたのにー。」

「ごめん、まあお礼のやつ何にするか言いたかったけど、
 
 他の女子が見てたし。」

「あ..そうなんだ..じゃあーどうぞ!」