「いってきます」
家を出ると、ビュウっと冷たく刺さるような風が襲ってきた。
いよいよ冬が来る、ということなのだろうか?
(マフラーやコートなどは着てこなかったから、体が冷たくなる前に学校についてしまおう…)
そう思い、俺は走り出した。
だが、その時…
ーーーブゥワッ!
とてつもない強い風が一気にふいてきて、俺の後ろから一枚の紙が飛んできた。
風が強いものだから、その紙はいつまでも宙に浮いたままふわふわと高く飛んで行く…
「何だ?あれ」
それをただ某然と眺めていると、
「誰かあの紙を取って!!!」
また後ろから、今度は女の子の大声が聞こえてきた。

