そんなこんなでマリカとモテモテ話を繰り広げていたら、いつの間にか赤いレンガが目立つマリカの家の前まで到着していた。
「じゃあ、話の途中だけどまた明日な」
そう言ってマリカに軽く手を降り、
歩き出そうとしたその時だった。
「ね、純ちゃん!結局どうなの!!」
「は?」
いきなり大声で言われ、少し慌ててマリカの方を向いた。
マリカはさっきまでのマリカらしいホワホワした笑みではなく何故か不安そうな、もしくは本題の前に回りくどい話を聞かされ困ったような…
微妙な顔をしていた。
「…どうなの。月夜ちゃんとは…」
「どうって…」
今日、初めて話したんだぞ…
仲良いも何もあるかっつーの。
「仲良くも悪くもないよ。向こうも何にも意識なんぞしてないだろうぜ」
「そ、そっか〜…」
マリカは安心したようにため息を吐いた。
「分かった。ありがとう、純ちゃん。皆に伝えとくね」
「ああ、女子にか?」
「うん!皆心配してるんだよ?」
……うーん、やっぱあんまり信じられない
「それじゃあ、また明日!」
そう言って満足そうにマリカは家に入っていった。

