「あの〜…もう少し希望をもっていた方がいいと思うよ?」
あまりにも俺がおかしなネガティブ発言をするものだから、
マリカが俺を慰めるように言ってくる。
「あのね。いつまでもそんな不幸ばかりじゃないと思うの。…だからその…」
「ああ…いや、ごめん。 慰めてくれてありがと…」
マリかには変な心配かけないようにしないとな。…
「ほら、こんな話もういいから。早くしないと遅刻するぞ」
そう俺が言って走り出そうとした時、
後ろから制服の裾を強めに引っ張られた。
「えっ……」
振り向くと、あまり学校では見ない、珍しく真剣な顔をしたマリカがそこにいた。

