俺たちが通う学校は中高一貫の私立校で、ここら辺じゃあ結構でかい学校だ。
ちなみに俺達は高等部に所属している
「ハア…ハア…つ、疲れた…」
息を整えながらマリカがつぶやく。
「ご、ごめん。さすがにあの距離を全力疾走とかキツイよな…」
「本当だよ…」
でも、そのおかげでなんとか遅刻せずにはすんだ。
すると、そんな校門の前で息を切らせていた俺たちを見て、近づいてきた奴がいた。
「よう!二人ともどうしたんだ?そんなに息切らして…?」
「走ってきたようにしか見えないと思うんだが…」
「ああ、俺もそう思った」
「ならいうなよ!!」
この能天気でボサボサ頭の男は俺の友達の源日郎(みなもとひろ)。
「なあなあ、ところで今日の最初の不幸は何だった?」
まだ、“あった”とも言ってないのにこいつは俺に問い詰めてきた。
「う、占いで最下位!転校生に注意だってよ!」
少しヤケクソ混じりに俺は言った。
「ははっ!やっぱりあったんだ!まあ、ない訳ないよなー!」
「なんか、言うんじゃなかったって今思ったよ」

