ターゲット




しかも皆ヒソヒソ話してるし最悪だ…


「皆席に着け!明日生徒会の投票がある。決めとくように」


そのあと担任は簡単に説明してくれたけど


全く意味わかんなかったし!


「ねぇ、あたし上原唯奈。名前は?」


投票の事考えてたら隣の子が話し掛けてきた

「…あっ、佐藤亜架李だよ!」


「そっかぁ、よろしくね亜架李♪」


「友達になってくれるの?」


「あったり前だよ!」

「よろしくね♪聞きたいことあるんだけど…」


「…ん?何」


唯奈は茶髪の巻き髪に大きくてパッチリした目に、とにかく何もかも完璧なの!


良いな~憧れるよ!
うちなんか…



「あのさ、生徒会の投票って?」


「えー!?亜架李知らないの!?」


驚きすぎじゃない?

うち何も変なこと言ってないよ


「ちょっと、唯奈声が大きいよ!」


「あぁ、ごめん…だって知らないとか…」