「…ンッ…んー」
私は苦しくなってこいつの胸をバシバシ叩いた
「…ハァ…何すんのよ!」
「何ってキスだろ?」
何言ってんだよみたいな顔で言われた。
「そんなの知ってるから!何でか聞いてんの!!」
「お前がキスしないからだろ」
はぁ!?何こいつ、意味分かんないんだけど!
「意味分かんないし…もう良いから早く来てよね!」
「ふーん、もう許しちゃうんだ?」ニャッ
「うるさい!早く帰りたいの!!」
――――――……
そしてやっとこいつを職員室に連れて行ったんだけど…
「佐藤…お前どんだけかかってんだ」
「…仕方ないですよ、どこにいるか知らなかったし!」
それにこの学校無駄に広すぎなんだよ!
と心の中でブツブツ思っていた
「永澤はどこにいたんだ?」
「まぁ、屋上ですね。こいつが寝て起きなかったんですよね!」ニャッ
あっ、こいつ遅くなったの私のせいにしやがった!
「 佐藤お前な…探すの忘れて寝てたのか?」
担任は呆れたように聞いてきた
「違うし!こいつが屋上で寝てたんだから!!」
「もう良い…2人共帰って良いぞ」
「…ハァ…失礼しました」
そして2人で職員室から出た
「ちょっと、あんた…さっきの何?私のせいにして!」
「…フッ…別に良いだろ」

