ターゲット



「んー気持ち良い♪」

屋上は風がとても心地よくて寝たいなぁと思っていると


「…誰かいるし…」


私はゆっくりその人に近づいていった。


「永澤龍哉じゃん…最悪だ…」


ここは無視して気づかなかったことにするのが一番だよね!


「おい!」


ビクッ


「…何か?今寝てたのに…」


「…ハァ…お前の最悪だ…ってゆうので目が覚めたんだよな」


永澤龍哉の呆れたような視線が私に突き刺さってくる…


こんなの一々気にしてたらキリがないけどね!


「担任呼んでたんだけど…あんたのせいで私まで帰れないじゃん!」


「そんなの知るかよ」

「あんたって本当最低だよね!」


「それはありがとう…」


誉め言葉じゃないし!絶対心にも思ってないね。


何かすごいムカついてきたんだけど!

こうなったらこいつを意地でも連れてってやるんだから!