「お前に紹介したい奴がいるんだけど。」
そう言い出したのは幼なじみの直也。
隣の学校に通っているけど、家が近所なので会った時はたまに話す。

「いやさー、俺の友達がさ、女の子紹介しろってうるさくてさ。お前しか紹介出来そうなの居ないしさ、な、お願い!!」

「えー、そうゆうのいらないよ~。」

「そんな事言わずに、なぁ…頼むよ。どうせお前男いねーだろ??」

「まあ…そう…だけど。」

「なら決まり!!後でお前の連絡先あいつらに
送っとくから。んじゃ!」


「え…ちょ…っ」

直也は言いたい事だけ言って自転車をとばして去っていった。


面倒臭い事に巻き込まれそうな予感がした。