ILOVE YOU





スニーカーを履いて
大きな玄関を後にした。


近くのコンビニで
相方の沙栄と待ち合わせているので
そこまで、一人で向かった。


私たちはお互い、DANCEをやっていて、
それに打ち込むために部活は
やめた。


待ち合わせ場所に行くと、
すでに沙栄が待ち受けていた。


「あーりすぅ、おっはよーう♪」



朝からハイテンションだ。

「おはよーう☆」



沙栄は相方。


ま、大好きだw


二人で笑いながら
学校までついた。


学校の周りのフェンスからは
野球部が練習しているところが
見える。



球が飛んできそうで
怖すぎる。


だって、球投げあってるところまで
1mもないし。


こわ


ふと、沙栄の顔を見ると、
私側にある、学校のフェンスの
中をきらきらな目で
凝視している。