ILOVE YOU



「お前何言ってんだよー」


かすれてる声。


この声で私の心臓は飛びはねた。


何これ。


「こいつのことどう思う?」

泰助が聞いてきた。


いやいやわかるわけがない。
あの人のことしらないし。

「しゃべったことないけど。」

「これは即アド交換だなー♪」


え?

何をもってアド交換という
考えが思いついたのか、わからない。


よくわからない人だ。

無視しておこ。


絵理をみると、?の顔をしている。


こっちだってわからないわよ。


ようやく、総会が終わった。


あちこちから、
「やっとだよー」


って声が聞こえる。


絵理が勢いよく、
駆けつけてきた。

「どうしたの?」

「わからない」

「ありすのこと好きなんじゃない?」

「ありえない。」