ＩLOVE YOU

[ありすside]


「ありすちゃん！」


え？


私は声のする方に
振り返った。

私の目に入ったのは、
高田兼要。

もしかして？


私の勘違いだった。

私を呼んだのは
高田兼要の後ろにすわっている人。


朝、見た顔だ。

あっ


沙栄の彼氏だ！！

「何？」


言ってみた。

「朝はどうも。！」

「どーもw」


ちょっとはにかんで答えた。


沙栄の上下左右にいる人は
全員私をみる。


左右の人は私から目をそらした。


でも・・・
上下の人はまだ私を
ニタニタした目で見ている。

「俺の前にいる奴の名前知ってる？」


高田兼要のこと？？？

「うん。さっき知ったけど。」


あっちはますますニタニタした。

きも。

「まじかwこいつお前のこと気になってる
らしーんだわ。」

「おい。！馬鹿」


高田兼要がびっくりして言った。