「だからあの日………
裕太と連絡とれなかったんだ…」
由美がぽつりと呟く
「あの日あんたがあたしと
裕太がいるとこ見たの気づいてたの」
「え………」
「だからあたしは裕太に
キスしてって耳元で言ったの。
最初は嫌がったけど脅したらすぐしてくれた」
梓が微笑む
「そんな………」
由美の目から涙がこぼれる
「で、でも次の日裕太に言ったら
本気じゃないって……私、辛くて…」
「それもあたしが裕太に
そう言うように脅したの」
「…っ!?」
「由美が裕太の家に来ること
くらい予想できたし」
梓がニッと笑う
