次の日。

私は賢汰を呼び出した。

『.....どうしたんだよ....』

少し緊張ぎみの賢汰。

『賢汰、別れよう』

私は意を決して言った。

『な、なんで??』

『もぅ、ううん、好きぢゃないの。ごめん。』

ごめんなさい、賢汰。

『私賢汰のこと友達としてしか見れない。』

『......ッッ』

『ごめんなさい。』
私は賢汰に謝る事しか出来なかった。

『知ってたよ。』

『ぇ???』

賢汰は笑顔でそう言った。

『最初から俺がお前を好きぢゃないことくらい知ってた。
それを成宮に相談してたんだ。』

だから唯は最近態度が変だったのか。

『だって麗那さ、俺とケンカしたとき
いっつも"優毅だったらこうなのに"って言ってたろ??』

『ぇ??』

私言ってたっけ??