365日。





千尋といる時、
幸せすぎて怖かった。


俺は、千尋にたくさん助けられて、
支えられた。

本当にありがとう。


でも、俺は弱かった。
千尋に病気の事話せなかった。
信じてたんだ。
同情するやつじゃないってわかってた。
でも、俺が弱いから、千尋にたくさん
心配かけたよな。
ごめん。


本当に色んな事があったな。
すれ違ったり、喧嘩したりした。
でも乗り越えるたびに、千尋の事
どんどん好きになっていった。


千尋の卵焼き、あれ美味かった。


あ、バレンタインの時に渡した指輪、
いつもつけてくれててありがとう。
あれ、プロポーズのつもりだったんだけどわかったか?


俺は20まで生きれないって言われた。
でもこの指輪を千尋に贈る事で、
今を生きてるって、
確かな証拠が欲しかったんだ。
20過ぎても、
生きてやるって言いたかった。


あと1年って言われた時は、
残りの日々を精一杯生きるって決めた。


でも、千尋といたら、変わった。

"残りの日々を千尋と生きる"から、
"これからもずっと千尋と生きる"に
変わったんだ。