……この状態からどうしようか?
後ろから抱きしめられてるから、抜け出そうにも抜け出せない。
あたしが、うーんうーんと頭を悩ませていると…
「……寝てるっつーの」
「ぅあっ⁈」
び、びっくりしたぁ。
「うっさい、耳痛い」
「ごっ、ごめん!」
あれ?
なんであたしが謝ってんの?
びっくりさせたのは凛人じゃん!
「寝てるけど、お前と寝てた方が寝やすいの」
「そーなんですね」
嬉しい様な、嬉しくない様な。
するとまたすぐに、後ろから寝息が聞こえ始める。
せっかくだから、あたしも寝ようかな…
凛人の体温が心地よくて、そう思ってしまった。
授業に出るのはパスして、あたしも凛人の腕の中で目を閉じた。



