「俺さ、こーしてる時幸せ」
「っ///」
恥ずかしい事をさらりと言う凛人。
「……あたしも、幸せ」
嬉しくなるんだ。
凛人に抱きしめられると、目の前がキラキラするの。
すごく、あったかい気持ちになるの。
これからもずっと、この幸せが続いたらいいね。
「……あー眠い」
「え…」
……嘘でしょ凛人君。
このタイミングで⁉
「この状態で?」
「…………」
…応答なし。
まさか、もう寝た⁈
「りーんーとー」
言いながら、あたしの首に回った凛人の少し細くなった腕を叩く。
「……ゔっ…」
……え?
あたし、そんなに強く叩いたつもりはないんだけど…
「凛人?」
あたしの声は、凛人の声でかき消された。
「……ご…めん、千尋。急用が、できたんだった…」
「え?」
そう言うと、凛人はすぐにあたしから離れて、鞄を持って部屋を飛び出した。
あたしが呼び止める暇さえなく、部屋にはあたし1人だけになった。
……凛人……?
でも次の日は変わらず、あたしの家まで来た。
「おはよ、千尋」
「お、おはよう」
昨日のは、大丈夫だったのかな?
かなり急いでたみたいだけど…



