365日。






「俺さ、こーしてる時幸せ」

「っ///」



恥ずかしい事をさらりと言う凛人。




「……あたしも、幸せ」



嬉しくなるんだ。

凛人に抱きしめられると、目の前がキラキラするの。

すごく、あったかい気持ちになるの。



これからもずっと、この幸せが続いたらいいね。





「……あー眠い」

「え…」



……嘘でしょ凛人君。

このタイミングで⁉




「この状態で?」

「…………」



…応答なし。


まさか、もう寝た⁈




「りーんーとー」


言いながら、あたしの首に回った凛人の少し細くなった腕を叩く。





「……ゔっ…」


……え?

あたし、そんなに強く叩いたつもりはないんだけど…



「凛人?」


あたしの声は、凛人の声でかき消された。



「……ご…めん、千尋。急用が、できたんだった…」

「え?」


そう言うと、凛人はすぐにあたしから離れて、鞄を持って部屋を飛び出した。



あたしが呼び止める暇さえなく、部屋にはあたし1人だけになった。


……凛人……?





でも次の日は変わらず、あたしの家まで来た。



「おはよ、千尋」

「お、おはよう」



昨日のは、大丈夫だったのかな?

かなり急いでたみたいだけど…