あたしは青すぎる空を見上げながら、凛人に聞いた。
「……あの事、先生に言ったの?」
「…ん?…あぁ、女子のやつ?」
凛人も隣で同じく空を見上げながら、そう答えた。
「なんで……
「許せなかったんだよ」
「え…」
凛人の鋭い声が、隣から聞こえる。
「お前はなんの罪もないじゃん。ただ俺と付き合ってるだけ。それだけであいつらはお前にあんな事したんだぞ?許せるかよ!」
凛人の大きな声がそう言った。
………凛人……
「りんっ⁈」
凛人にぎゅっと抱きしめられた。
……あ、あれ…?
なんか、前より腕が細くなってる気が……
今日は、力が少し弱く感じた。
「……なんか…ごめん」
後ろから凛人の震えた声が聞こえる。
なんで謝るの?
凛人にだって、なんの罪もないじゃん。
凛人はモテるから。
それだけであって、なんにも悪くない。
謝らなくていいんだよ?
「なんか、俺と付き合ってたら色々嫌がらせ受けるだろ。だから……俺が悪いんだ、今回の件は。本当に、ごめん」
「凛人は悪くない。誰も悪くないんだよ」
そう言った瞬間、凛人が「えっ」と短く言った。



