「んーーっ!やっぱ屋上最高ッ!」
久しぶりの屋上!
やっぱり屋上の空気は新鮮で気持ちいい。
あの日みたく、大きく背伸びをする。
こんなに気持ちいいのに、屋上にはあたし達以外誰もいない。
お弁当を開き、食べ始める。
卵焼き最高!
やっぱり甘めが美味しいよね♪
「…それ、美味そうだな」
「えっ、ちょっ…」
凛人はあたしのお弁当から、卵焼きを1つ取り、口に運んだ。
あぁぁぁぁっっ
あたしの卵焼きがぁぁぁっ
そんなあたしにお構いなしに、凛人は太陽みたいな笑顔。
「美味いな、これ。お前、料理出来んだな」
しっ、失礼な!
愛ちゃんの熱血指導により、料理はだいぶ様になってきたんですよー。
でも、今『美味いな』って……
……嬉しい、かも。
あたしも凛人に仕返しをしようと、凛人のお弁当を覗く。
「……!」
「ん…?なんだよ」
男子なら、もっと食べ応えのあるものが入ってるんだと思っていたあたしは、目を見開いた。
「…意外……」
「んあ?どーいう意味でだよ?」
凛人のお弁当には、野菜しか挟まっていないサンドイッチが並んでいた。
「…凛人これ…いつもサンドイッチ?」
「あ?そーだけど。なに、悪い?」
「いや、そういう意味じゃ」
……意外すぎるなぁ。
お弁当を食べ終えたあたし達は、お昼休みが終わるまでここにいる事にした。



