「きりーつ、れーい、ちゃくせーき」
今日の日直が、ダラダラとした挨拶をする。
「えー、皆さんもう気づいてると思いますが、今日は人数が少ないです」
風邪でしょ?と思い、天井を見上げる。
「…えー、その事についてですが…。こんな事、この様な形で言うのは相応しくないと思うのですが……」
そこまで言って、担任は言葉を濁す。
風邪ならすぐ言えばいいのに。
心の中でぶつぶつ言っていると、やっと担任が口を開いた。
「……女子6名、停学です」
………て、停学⁈
担任からの言葉に、たちまち教室中がざわめき出す。
…停学って、なんで………⁉
「詳しい事は言えませんが、今日人数が少ないのはそのためです」
停学なんて…学園ドラマとかでしか見た事ないよ……
そんな事ってあるんだ………
HRが終わると、担任があたしの席にきて「ちょっと、遠野さん」とあたしを呼んだ。
授業、始まっちゃうんだけどなぁ…
なんて思いながら、学年室まで呼ばれた。
「さっきの女子6人の停学の事でね。…あなたに関係があるから、訳を話すわ」
…あたしに関係があるの?
理解できないまま、先生の話に耳を傾けた。



