あたしのテンションはさらに下がっていく。
同じクラスに凛人がいないだけで、なんだか教室がモノクロに映る。
それくらい、あたしの中で凛人はすっごく大きな存在になっていたんだ。
「まぁまぁ、千尋。ドンマイだよ」
そう言って、あたしを宥めるのは、親友の愛ちゃん。
「あああ愛ちゃん同じクラスでよかった。本当よかったぁぁぁっ!!」
命拾いしたと言っても過言ではない。
愛ちゃんはそんなあたしを、よしよし、と言って肩を叩く。
「…あれ愛ちゃん。海斗は?」
愛ちゃんの彼氏さんの海斗が教室にいない事に気づく。
「あ、あぁ。海斗も凛人と同じクラス」
「そ、そうなの?」
って事は、愛ちゃんも彼氏さんと離れちゃったんだね?
仲間がいた!
「また1年よろしくーっ」
愛ちゃんの手を握ってぶんぶん振り回すあたしを見て、愛ちゃんはかなり不思議そうな顔をしていた。



