「これから先、死ぬまで、俺と一緒にいてくれますか?」 あたしの指先を握る凛人の手が、微かに震えた様な気がした。 でもあたしを見てる目は、変わらず真っ直ぐ。 これ以上の幸せなんて、あるの? 「あたしも、ずっと一緒にいたい」 お母さん。 あたし今なら完全に、あの言葉信じられる気がするよ。 こんなに幸せな事なんて、他にある? あたしにはこれ以上の幸せなんて、考えつかないよ。