あたしの左の薬指には、シルバーの指輪が光っていた。 あたしはうまく状況を飲み込めない。 どうして指輪が? あたしは凛人の顔を見る。 凛人は真剣な表情で話す。 「…俺の勝手な願い」 「え?」 凛人はなおもあたしの指先を握ったまま、話を続けた。 「……俺たちが大人になったら、結婚してくれないか?」 「えっ…」 全く予想しなかった言葉に、あたしは目を瞬かせる。 「これから先もずっと、俺と一緒にいて欲しい」 ねぇ神様、あたし、こんなに幸せになっていいんですか? 幸せすぎて、怖いくらい。