「どっか店入ろう」 街を歩きながら凛人が言った。 「え?またアクセサリーショップ?」 「は?んなわけねーだろ。なんか食おうぜ」 あぁ、そういう事。 携帯を開いて時計を見ると、もうすぐ13時を回るところだった。 あたしもお腹空いた。 てか朝ごはん食べてないし。 そして、すぐ近くにあるイタリアンカフェに入った。 「いらっしゃいませー」 外は2月14日。 冬真っ最中。 暖房がきいていて嬉しかった。