365日。







あたしの頭の中で、初デートで行ったあのアンティークショップでの出来事が蘇る。



あまりにも高くて、2人とも目を丸くした。




あたしは値段を見たくなくて、店内にあったベンチに腰掛けていた。


凛人はお店の人となにやら話し、店の奥の方へと行ってしまった。






あたし、別に高いアクセサリーが欲しいわけじゃない。



ただ凛人と、ずっと一緒にいられたらそれでいいのに。