あたしは廊下を走って、2人を探す。
もう!
2人ともどこ行ったの⁈
学校の教室をほとんど探したけど、2人はどこにもいなくて。
いる気配すらない。
あとあたしが探してない場所って……
……あ。
屋上!
そうだ屋上!
あたしは屋上に向かって全力疾走した。
屋上のドアの前に辿り着いた。
やっぱり合ってた。
でもなんか入りづらくて……
ドアの向こう側から2人の声が聞こえる。
ー「凛人は、千尋の彼氏なのか?」
ー「さっきからそうだって何回言った?」
ー「お前は知らないだろ!俺らの中学までを」
ー「…中学?」
えぇぇぇ、やばいよ!
中学の事はあまり触れないで欲しい。
あたしの運動オンチやばいから!(←?)
それに頭悪いのは元からってのもダメだし、可愛くないのも昔からだし………
ー「本当は、俺と千尋……両思いだったんだ」
ー「は?」
………はい?



