365日。






えぇぇぇぇぇぇっ⁉

普通そこは「すいませんでした」って謝って戻るんじゃないの⁈





てか凛人はなにするつもりなの?



涼介はどう言うつもりなんだろう?




そんな疑問が頭の中で回り始めると、あたしの席に数名の女子が。



いやいや、今は立ち歩いちゃいけない場面でしょ!



「ねぇ千尋!あの出雲君と、どんな関係なの?」


1人の女子が興味深そうに尋ねる。



あたしは早く席に戻らせたくて、答える。


「ど、どうって…。小学校からの幼馴染だよ」


それ以上の関係なんてないから。




「本当にそれだけだから」

あたしは上手く(?)まとめて「先生!話進めましょう」と言う。



「そうだな。いつまでもあの2人にはかまってられん。じゃ、まずはプリント配るぞー。後ろに回してけー」



よかった!

いつもの先生に戻った!

ひとまず、安心安心。