365日。






そんなあたしに困った様に、お医者さんは唇を噛んで下を向いてしまった。




あたしはお母さんのところに戻って、また手を握る。




さっきより、握り返す力が弱い。


気のせいだよね…?




どんどん弱くなっていくお母さんの力。




「…ち……ひろ、ご……めん………ね」


掠れた声で言う。




なんで…謝るの?


あたしは握る力を強める。