あたしは耳を疑った。 「嘘…ですよね?……そうですよね⁈違いますよね⁈」 あたしは先生が頷くのを待った。 でも先生は、あたしの願いも虚しく 「いや…。たった今、市立総合病院から電話があったんだ」 と首を振る。 嘘だ…っ 嘘だ…………っっ! あたしは玄関を飛び出して、お母さんのいる病院へと走った。