夢未がいないのは想定外だったけど
別に奏となら何度も二人で
ご飯食べたりとかあるから
特に何も感じていなかった。



そして授業をぼーっと受けていたら
いつの間にかもう放課後、



いつもなら
部活に行く皆が今日はそそくさと
帰って行く。


「あ、今日部活ないんだ…。」

なんて、無所属の私は
一人呟いていたり…


でも、部活がなきゃ
奏もサッカーあるから放課後呼べるわけない。


と、今更ながら気付いた。


「笑香ー!!ごめんね?一緒にファミレス行けなくて。」

「大丈夫大丈夫!!奏だし!!」

「まぁね!!じゃー帰るね?また明日!!」

「うん!!バイバーイ!!」


そう言って
私と夢未は昇降口で別れた。


駅前のファミレスまでは
10分もかからない。


「いらっしゃいませー、何名様ですか?」

「いや、待ち合わせが…あ!いた」


奏を見つけてそこの席へ向かう。

「ごめんっ!おまた…なんで…いるの…?」

どうして、あなたがいるの?