海斗は私が4歳のときに
引っ越してきた。


そこからずっと
幼稚園、小学校、中学校、高校と
一緒に過ごしてきた。



きっと
海斗のことは海斗以上に私がわかっていて
私のことは私以上に海斗がわかっているんだと思う。



そんないわゆる
幼馴染みたいな関係の
私たち。



そして今日も
一緒に学校へと向かう。


「…それでさー、って笑香!?聞いてる!?」

「えっ!?あぁごめん!!続きは??」


海斗はいつまでも
どこまでも
誰よりも
きっと優しいんだと思う。


それに救われるのは…
私が弱いからかな…。