結局この日は
夢未の家にとめてもらった。



一人でいたら自分でも
何をするか分からなかった。


そんな私に
夢未が声をかけてくれて
夢未の優しさに甘えることにした。



いつの間にか時間は過ぎ
もうすでに短針が
3を示していた。



目を瞑ると
今日のあの出来事が
フラッシュバックしてくる。



結局眠れなくて
寝返りばっかりうっていた。


「…笑香…?…寝れないの…?」


「え!?あ、夢未…ごめん、起こしちゃった…?」


「ううん…。」


そういって夢未は
後ろから私に抱きついてきた。

「…夢未…?どうしたの…?」

そういいながら
私は夢未に笑顔を向ける。

「…カ…。」

「…え?」

「笑香のバカ…。」