笑香の家は案の定親がいなくて 俺は笑香の鞄から鍵を取り出して 笑香を部屋のベッドに寝かせた。 いつの間にか眠っていた俺は 握っていた笑香の手がかすかに動いたような気がして 目を覚ました。 「笑香っ!?」 「…ん…。かい…と…??」 「笑香…。よかった…。」 笑香がめを覚ましたことで 俺はすごく安心した。 結局今日は 笑香をそのまま寝かせて 家に帰った。 今日のことで 俺に笑香がどれだけ必要な存在か 再確認できた。 逆にこんなカタチでしか 確認できないなんて 最低だとおもった。