笑香side
今日もいつもと変わらない
平凡な日々。
さっきお昼を食べ終わって、
今は5時間目。
そろそろ眠りに落ちそう…。
そんなとき、
私の眠気を覚ます大声が聞こえた。
「斉藤笑香!!斉藤笑香はいるかっ!?」
「あら、教頭先生。斉藤ならここにいますけど…。」
「あぁ、君が斉藤君か。悪いが今すぐ荷物を持って病院へ向かってくれ。」
「え…??病院…??何かあったんですか??」
「君のおばあさんが急に道で倒れて病院へ搬送されたそうだ。」
自分でも血の気が引いて顔が
真っ青になるのがわかった。
周りがざわついてるのも
気にせず私は一目散に駆け出した。

