いじわるで優しくて、大キライ

久しぶりの授業に疲れ切った悠は早々に帰宅すると、玄関ロビーに見覚えのある人を発見した。

「久しぶり」

「おう。どーしたの?」

「全然連絡こないから」

「そう?」

中に招き入れる。

中村 鈴音。

悠の元彼女?の一人だ。

鈴音は今は、女子大学に通っていた。

悠はソファに座る鈴音にペットボトルの烏龍茶を手渡し、自分はホットコーヒーを淹れ、隣に座った。

「久しぶりじゃん…」

鈴音の肩に腕を回すと、そのまま悠は鈴音に、キスをした。

鈴音もそれを嫌がったりせずに、二人はそのままソファのうえで抱き合った。

「お前、男は?」

「悠こそ。なにしてんの?」

「俺は学校いってるでしょーよ。なんもねーわ」
そう言って笑う悠。

「ふーん、遊んでるって噂きいてるけどね」

「ふーん、そう?」

「そう」

「なに?ジェラシー??」

「別にぃ」

「ジェラシーじゃなきゃ、いきなり俺ン家に殴りこみとかしないでしょ??」

悠は鈴音の気持ちをからかった。

「殴り込みじゃないもん」

鈴音は烏龍茶を口にする。

「じゃあ、ヤリにきただけ?」

鈴音はいつまでもふざけて自分をからかっている悠に仕返しをする。

「そうだけど。なにか?」

「ふーん。そっか。じゃあ、思い切りやんないとな」

悠はそう言って、たま鈴音を抱きしめ始めた。