吉本 遥。

性格

明るく、深く悩まない性格だと思っています。
デスクワークよりも、体を動かすアクティブな仕事に就きたいと考えています。

資格

英検準一級。

TOEFL500。

秘書検定一級。


趣味

旅行。旅行で色々な国、人々の文化に触れる事が好きです。

得意科目

英語。

学歴

都立A高校卒業。

私立J大学在学中。

御社志望の動機。

『うーーーーん。出てこないっ…』

と、ここまではギリギリかけるものの。

志望動機を書いては決してをくりかえしていた。

大学3年。もう、遊んでいられる時期ではなくなっていた。

この就職難に、へたに四年制出身の女子の就職は簡単なものではなく、良いものは先を越されてしまう。

有名大学であっても、そこは容赦ない。

就活には、バイト経験も活かされる。

それもあって、遥も友達から勧められた家庭教師のアルバイトに最近変更した。

案外楽だよ。
とか、

女の子だとおしゃべりしておわりだねぇ。
とか、

結構かっこいいコとかもいるんだよ。
とか。

いろいろな噂は聞いていたけど。

とりあえず、働いてみてから向かないならやめようと気楽に考えていた。

『あ!ここはどう??お給料プラスできるよ?』

家庭教師の派遣元の社員から、履歴書を見せられる。

『一年留年してるみたいなんだけど、最近までK大附属高校だったんだよ。お父さんが、ああっ。会社の社長だから、これ、給料かなりいいと思うよ??』

遥は、写真と名前と経歴を見て、

少しして、返事をした。

わかりました。

よろしくお願いします。

4月の2週目。

世間では入学式を終え、やっと浮き足だない平凡な日々を送ろうするころ。

『へぇ。こんなとこに一人暮らしかぃ。贅沢だなぁ』

駅徒歩3分。

高級賃貸マンション。

遥は4月のあたまからほぼ毎日、彼の部屋を訪れているが、まだ一度も会えた事がなかった。